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【レビュー】江戸の女たちの湯浴み―川柳にみる沐浴文化:渡辺 信一郎

江戸の女たちの湯浴み―川柳にみる沐浴文化:渡辺 信一郎著のレビューです。

江戸の女たちの湯浴み―川柳にみる沐浴文化 (新潮選書)

江戸の女たちの湯浴み―川柳にみる沐浴文化 (新潮選書)

 

 

 

◆常に何かが起こっている!?江戸時代のお風呂屋さんってものは…

 

 

「ハイ、冷えものでございます」

 

濛々と湯気の上がる、薄暗い湯槽に入る時、こんな掛け声を
かける江戸の湯屋。


あたたかい所に冷えた身体で入ると言う挨拶のようなものと言う。
なんかいいですね、こんな言葉が響いている雰囲気。

 

お馴染みの、江戸文化シリーズ。
トイレの次はお風呂という流れで読ませていただいております。

おトイレの話もそうですが、お風呂の話もやはり目が離せない
展開になっていました。

 

確か前回は、野外で用を済ますのも死ぬほどの覚悟でしていた女性たち。
お風呂では混浴(入り込み湯)している者もいるいう、
もうー全く羞恥心の基準が分かりにくいんですけど…

 

しかも、お触りしてくる男性ども!
どーなっているの?君たち!って、思わず笑ってしまいました。
(男女別湯もあり、生娘や良家の女児は混浴は避けたらしい)

 

湯屋は浴槽と洗い場の間に石榴口(ざくろぐち)という衝立のような
板囲いがあり、その下から潜るように浴槽に入る構造。
これは湯が冷めないようにする工夫で、昼でも薄暗く、視界が
悪いせいもあり、そこを利用しての痴漢行為があったそうです。

 

 

 

もっと驚いたのは、2階の男性専用休憩室。ここには女湯が
眺められる覗き穴が作られているという…
一体、どういうことでしょうねぇ。

 

また、

女湯の喧嘩片手で掴み合い(九三33)
 

女湯の絵にはあちこちで女同士の裸の喧嘩が見られます。
片手で股間を覆うという恥じらいはあるようですが…
取っ組み合いの喧嘩はもの凄い。気性が激しそうです。

 

その他、湯具、内風呂、行水や洗髪、温泉地、沐浴など、
お風呂のことは何でもといった具合で、読み応えがあります。

 

しかし、毎度思うのですが、この時代の方々は本当に
エネルギッシュに感じます。
とにかく愛すべきこの江戸の人々。まったく退屈しません。

 

 

uzumaki-guruguru.hatenablog.com

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