うさぎ屋のひみつ:安房直子著のレビューです。
ふんふんふん、ふんふんふん って鼻歌が聴こえてきたら気をつけて!!
最近、いろんな詐欺事件があるけど、お宅に訪問して、「不要品はありませんか?お引き取りします」と言い家にあげてもらう。
実はそれは口実であって、本当の目的は貴金属や宝石などの高級品を安く買い取って行くという業者があるらしい。なんとも憎々しい。・・・あれ、この書評は絵本じゃなかったっけ?
なんか物騒なことを書いていますが、「うさぎ屋」ってこれとちょっと似てるんですよ!
「うさぎ屋」はちょっと怖いのです。怠け者の主婦のところに訪問し、「美味しい夕食をお届けします」と言う。
この料理がまた美味しくって、ご主人にも好評!ロールキャベツ、エビのコロッケ、とり肉のくるみソース・・・・毎日違うメニューで届くうさぎ屋の食事は間違いなく病みつきになる。
しかし、このお届け、タダってわけにはいきません。うさぎは奥さんのブローチを会費としてもらいます。
翌月も奥さんは当然、このサービスを希望します。ブレスレッドを差し出すと、「もうすこし、いいアクセサリーにしてくださいよ」となんとも悪徳感満載です。
奥さんはその後、お母さんやご主人からもらった大切なアクセサリーをうさぎに次々と渡してしまいます。
とまぁ・・・児童書らしからぬダークな雰囲気です。
その後、奥さんも反撃に出ます。うさぎの家に不法侵入、盗みをしちゃうんだけど、
最終的には奥さんの怠け癖も直りやれやれかな。
というか、またうさぎ屋さん、開始するのかしら?なんだかこのうさぎの行動が謎めいていてドキドキするんですが・・・(笑)
ふんふんふん、ふんふんふん って鼻歌が聴こえてきたら気をつけて!!
他、短編3つ。どれもスッと入り込めるお話が続く。「ちょっとダークな「うさぎ屋」からの「春の窓」は、ほっこりちょっとしたファンタジーが入り交じり、また違った味が楽しめた。
30年前の話だけど、時代も場所も関係ない世界に居られる時間は本の世界ならでは。
だから、大人になっても児童書は止められません!





