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【レビュー】日本の女は、100年たっても面白い。:深澤真紀

 

 

日本の女は、100年たっても面白い。: 深澤真紀著のレビューです。

日本の女は、100年たっても面白い。

日本の女は、100年たっても面白い。

 

 

視点が面白い女子の変遷史

 

オバタリアン・ぶりっ子・コギャル・ヤマンバ・アゲ嬢・肉食女子・こじらせ女子・負け犬・オヤジギャル ・干物女・喪女・毒女・鬼女・美魔女・艶女(アデージョ)・美婆

 

と、本書に出て来た女性の呼び方をざっくり拾ってみた。みなさんもどれかひとつくらい当てはまるものがある・あったかもしれませんねぇ。

 

それにしても、男性に比べて女性はこういった呼称のバリエーションがなんて多いのでしょう!元コギャルが干物女になり、そして美魔女に・・・なんてコースだってあるのではないでしょうか?一人の女性が時代とともに七変化!女性って奥深いですねぇ。

 

本書はそんな時代とともに変化してきた女性たちの歴史を辿る内容。
目次を見るとそれはもう「女」という文字がズラリと並ぶ。

 

 

 

 

面白いのが第二章。

【アキンド女とサムライ女】

現代のアキンド女 西原理恵子 倉田真由美 勝間和代
元祖アキンド女  瀬戸内寂聴 岡本かの子 林芙美子 宇野千代

現代のサムライ女 上野千鶴子 香山リカ ちきりん
元祖サムライ女  白洲正子 高峰秀子 向田邦子 森瑤子

 

アキンド女とは自分の売れるものはすべて商品にして成功した女たち。一方サムライ女は自分の「女」の「物語」を売りにせず、「本業」のみで勝負する女たちのこと言うらしい。

 

彼女たちの歴史がざっくり紹介され、アキンドとサムライの違いを「なるほど。よくまぁ、こういった分類をしたものだ」と興味深く拝見。広く浅くだけど、明治から現在に至るまでの女性の変遷を早送りで見た感じがしました。

 

さて、時代は「女子ブーム」。いい年して「女子」とか言うんじゃない!と言った声が

聞こえてきそうですが、「女子」という言葉に年齢制限はないってことでね。そして、目指せ「美婆」!!ポーラレディには90歳以上の方が500人もいるそうです。

 

※著者の深澤真紀さんは「草食男子」「肉食女子」の名付け親。『とくダネ!』のコメンテーターとしても有名。