江戸の笑い (21世紀版少年少女古典文学館): 興津要著のレビューです。
古き良き、笑いの原点ここにあり
ちょっと苦手というか、食わず嫌いと思っていた落語など、江戸に興味があるうちに…と読むことにしました。
本書は、古典落語、江戸小咄、黄表紙、川柳、狂歌などに分れており、分りにくいことは上段に解説や絵を交えてあるので、難しいと感じることは全くなかったです。
とにかく、この本に出て来る人々の、おとぼけぶりが愛おしくたとえ悪者であっても、憎めないという、そんな人々の中に自分が巻き込まれて行く感じが、なんかとても楽しかったです。
ユーモラスって、やはりこうでなきゃ。誰も傷をつけることなく笑顔がそのまま継続できるような…。「古き良き、笑いの原点ここにあり」を実感出来ました。
お金、泥棒、死等など、シリアスな内容も江戸の「おとぼけ君」たちの世界に入ると、ニンマリしてしまうという…。クスクス笑いながら、穏やかな気持ちになれた時間でした。





