うずまきぐ~るぐる 

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【レビュー】アンソロジー おやつ

 

アンソロジー おやつのレビューです。

アンソロジー おやつ

アンソロジー おやつ

  • 作者: 阿川佐和子,阿部艶子,江國香織,尾辻克彦,開高健,角田光代,木皿泉,久住昌之,久保田万太郎,幸田文
  • 出版社/メーカー: パルコ
  • 発売日: 2014/02/01
  • メディア: 単行本
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今日のおやつは、なーにー?と、言っていた甘い思い出がよみがえる


もし明日世界がなくなるとしたら、どんなおやつを最後に食べておきたいかな?
・・・と「最後の晩餐」のおやつバージョン的なことを考える。

 

やっぱり子供時代に母と作った素朴なドーナッツかな~。
これだけ美味しいお菓子が町には溢れているけど、あれこれ考えた末、やはりこのドーナッツが私のおやつの原点だなぁと思えるのです。

 

ちょっと形を変形させてみたりして、オリジナルドーナッツが揚って来るのがそれはうれしくって! テーブルは粉で真っ白だし、手だってベタベタなんだけどね。でも、熱々のあのドーナッツは今でも「最強だ!」と思うのです。

 

本書は諸先輩方のおやつにまつわるエッセイです。随筆家、小説家、文章家たちが書いているので当然、「おいしすぎる」お話ばかりなので覚悟が必要です。

 

おいしいに関連してその食べ方を考察している中村灯女さんの一文は印象的だ。


子供の食べぶりはなんと大人たちを倖せな思いにしてくれることか

 

そうなのだ!
頬ばったり、舐めまわしたり、子供たちはなんて自由に食べているんだろう。


ソフトクリームを変な形になるよう舐めまわしたり、ケーキの透明な帯を思う存分舐めてみたり、大人になってしまうとこんな食べ方は出来ないだけに、その自由な食べ方にちょっと嫉妬しちゃいます。

 

ただ単に美味しいものを紹介している本とは違い、みなさん子供時代の思い出と絡めたおやつについて書かれているものが多く、読者もそんな話から自分の好きだったおやつをつい思い出してしまうはずです。

 

伊集院光さんの

おばあちゃんのくれるお菓子は絶対ブルボン。

 

と言い切るこの話がほのぼの面白く私のお気に入りです。

 

 

 

さて本書の表紙になっているケーキ。
どこにでもある懐かしいケーキですが、よーく見たら、なんと知っているケーキ屋さんのではないか?(と思う)家族してファンなので、今でもたまに買いに行く。どこのケーキ屋さんのものかは残念ながら記載はないが、店長さんの意向なのかな~。と、表紙のケーキの細部まで穴が開くほど見入る自分が笑えるというか呆れます(笑)


以下、この本の語り手、超豪華メンバーの皆さまです。

 

阿川佐和子 /阿部艶子 /江國香織 /尾辻克彦 /開高健 /角田光代 /

木皿泉 /久住昌之 /久保田万太郎 /幸田文 /小島政二郎 /酒井順子 /

荒川洋治 /佐藤愛子 /獅子文六 /柴崎友香 /東海林さだお /武田百合子 /

辰野隆 /種村季弘 /團伊玖磨 /筒井ともみ /長嶋有 /安野モヨコ /中村汀女 /

蜂飼耳 /林望 /藤森照信 /古川緑波 /三浦哲郎 /南伸坊 /向田邦子 /

村上春樹 /森茉莉 /池波正太郎 /森村桂 /矢川澄子 /伊集院光 /五木寛之 /
井上靖 /内館牧子 /内田百けん