乙女日和:山崎まどか著のレビューです。
◆ほーっと一息、すべての乙女たちへ
ほーっと一息入れたい時に、是非、
女子の皆さまにお届けしたい1冊です。
お花見日和、洋館日和、噴水日和、映画日和、ホテル日和、
美術日和、骨董日和、絵本日和、おいしいもの日和、等々…。
1年の歳時記というくくりで、その時期に合わせて
「こんな場所へ散歩へ行かない?」という形で山崎さんが
女子達の好きそうな場所を選んで紹介しています。
女子のお出かけ情報本といえば、わりとグルメ系が多い中、
本書はガッツリグルメというわけではなく「場所」がメイン
といったムードです。
ここに出てくる場所は、のんびりした所ばかり。
人が多すぎる場所は苦手…なんて方にも良いかもしれません。
「東京名噴水めぐり」なんてものもあります。
噴水ってこうやって取り上げられると、実に様々な種類が
あるんだなーと。
山崎さん、かなりの読書家で、お母様が図書館で本を借りるという
発想が全くなかっため、幼稚園卒業するころには300冊の
絵本を持っていたというほど。
羨ましい~。なので、絵本の情報を含め、ちょこちょこ本の話と
紹介が出て来るのも楽しいです。あと、映画の話も多いですねぇ。
行きたい場所が、自分と似ているというのもあるのですが、
同潤会アパートのない表参道にまだ慣れずにいるという山崎さん。
こういう些細なことから、大きな親近感が勝手生まれてしまい、
すっかりファンになりました。
後半は、綺麗な風景写真付きで様々な場所を紹介。
これまた私のかつてのドライブコースの葉山の写真が多く、
懐かしスイッチを刺激されっぱなしでした!
東京及び近郊のお散歩という内容ですが、
東京の観光ブックとしても使えると思います。
スカイツリ―とか、お台場といったメジャースポットの
東京観光に飽きたって方にもおすすめ。
「素」の東京を愉しめると思います。
さっそく、出かけたくなる場所ばかりでした~。