地獄絵 (ビジュアル選書) 新人物往来社のレビューです。
◆大人だって地獄は怖い。この世界を知ったら子供以上に心がけが変わるかも?
ほとんどが絵で構成されているのですが、どのページもよーく見ると怖い描写ばかり。一瞬、普通の日本画に見えるのですがいやいや、どのページも残酷なシーンばかりなのです。
地獄と言っても、いくつかの種類があり、
「等活地獄」「黒縄地獄」「衆合地獄」「阿鼻地獄」
その他、全部で8地獄あると言います。
この絵の中で私がこれならまだまし?…と思った人が落下していく絵。
しかーし、解説を読んで愕然。実は最下層の地獄だと!
なっ、なんと、2000年間にわたって落下し続けるって…どんだけよ。
孤独感と恐怖感に苦しむ。でも落下後に待ち受ける苦しみよりましなのだと言う。
とにかく地獄なだけに、やるならとことん苦しみを与えるという感じで、まさに「もうご勘弁を…」と言いたくなる。
本当に死後の世界がこんなのだとやり切れない。
この本を見ながら、大人の私ですら瞳孔開きっぱなしだったのだからたとえ絵本であっても、子供たちがこの世界を具体的に知るのはちょっと気の毒のような…。
自分が子供の時に抱いていた地獄のイメージなんて、熱い湯の沸くお鍋を閻魔さんがかき回している程度のものだったけど、ここまで具体的に知っていたら、もっと親の言うことを聞いた子になっていたのか?ん~…。
絵本・地獄に対して大人版・地獄と言えるこの本。大人だって、子供たちと思うところはきっと一緒。悪いことをしたら、もしかしたら地獄に落ちてしまうのではないかという、不安な気持ちは、いろんな経験してきただけに、むしろ大人の方が響く部分が大きいかもしれません。
欲深くなりすぎないように生きていこう…こんな気持ちをが最後に残った1冊でした。





