給食番長: よしなが こうたく著のレビューです。
感想・あらすじ 給食のおばちゃんVS悪ガキ
とにかく、強烈な絵に惹かれて、思わず手にしてしまった絵本。
しかも、給食のおはなしらしいし、なんか面白そうじゃない?
「よっしゃ、みんな嫌いなものなんか、残してしまって、さっさと遊びに行くぜ!!」
どかん!ばしゃん!ではじまる絵本もなかなかないと思うが、番長のこのひとこと&子どもたちの暴れっぷりがものすごい。
とにかくド迫力の絵、ページをめくるごとに、この悪ガキどもが飛び出して来そうな勢いです。
この1年2組は、入学以来一度もちゃんと給食を食べていないクラス。
だから、給食のおばちゃんたちは悲しみ、なんとかしなければと、このクラスに乗り込むのだが…成果なし。
そこで、給食のおばちゃんたちは「家出」をしちゃうんですが…
さぁ、悪ガキどもは一体どうするか!?
本書は著者のよしながさんが福岡出身ということで「博多弁版」なるものが、ページの隅に載っている。郷土愛ですなぁ~。
言葉変わると印象も変わる。面白い試みだと思いました。
私は好き嫌いがあまりないので、給食で食べられなかったものって思い出せないほどないのですが、いつも食べるのに時間がかかっていた子が何人か居たなぁ…。なんてことをちらっと思い出しました。そして、ブルーのテーブルクロスが懐かしいこの頃。
このえほんについて
出版社 好学社
対象年齢 4・5歳~
ページ数 32ページ
給食番長シリーズ
このえほんのシリーズは給食だけじゃないのよ。お掃除隊長とか飼育係長とか、あいさつ団長とか、宿題ファイター、交通安全大王、ちこく姫なんてものまで。ほんと、いろんなリーダーがいるんだね。