ヴィクトリア時代の室内装飾 ― 女性たちのユートピアのレビューです。
目の保養本です!
現在、北欧の家具など日本でも人気があるけど、
私は俄然、英国の家具が好きです。
重い感じで好き嫌いはあると思うのですが、
しっかりした作り、落ち着いた色合い、細かい細工。
心惹かれる要素が多いです。
さて、本書はビィクトリア時代の室内装飾を取り上げた素敵な一冊。
さすがに大昔ということもあり、写真が少ないのが残念。
それでも「サンボーン邸」といって、現在もそのまま残している
中流階級のお宅の様子が写真掲載されています。
もう、隅々までガン見でした(笑)
骨董品であふれかえっているのに、不思議と調和の取れている部屋は
とても落ち着いて居心地がよさそうなのだ。
ううーーもっと見たいなぁー。
写真に関しては後半、タイルやトイレがたくさん載っていました。
また、「暖炉をめぐる物語」や、「メイドの目で見たヴィクトリア時代の
インテリア」では、私たちの生活で馴染みのない「暖炉」について、
様々な歴史を感じさせられる話が多く印象的でした。