Team・HK:あさのあつこ著のレビューです。
「お仕事小説」を期待して読んでみたが…
「お仕事小説」ということで、ハウスキーピングのプロたちの話ではあるのですが、その部分が思ったより少なくてちょっと期待外れ。
もっと油汚れはこうしてとか、こんなテクニックを用いて掃除をするなど、職業秘話がどんどん出て来るのかと思っていたのですが、どちらかというとこの仕事を依頼したお客さんの家で起こる事件がメインだったような。
専業主婦のアラフォー美菜子。人づきあいが苦手な女性です。ポストに入った「主婦力を生かしませんか」というチラシが目に留まり、「自分にもできるかも?」とこの仕事をはじめます。
面接当日からはやくもドタバタと仕事に入る美菜子。次々と集まるこのTeam・HKのスタッフは年齢もバラバラで個性的な人々。行く先々の依頼人もちょっと風変わり。そして事件勃発。仕事そっちのけ感ミステリーが始まると言った流れ。
まるで探偵団のような動きで事件を追っていく人々の話が続くとさすがに、あーこっちがメインだったのかぁ…と。
とにかく乗ってしまった船は降りられないと言った感じで事件の行方を見守った。
美菜子の仕事での成長、家族との関わりも、ちょこちょこと話題にはなるものの、なんとなく中途半端がぬぐいきれない。
なんだかいろんなものを欲張って詰めてしまったかな?文体は読み易いし、嫌みがなく読めるのだけど、いまひとつまとまりに欠ける。
あさのあつこさん、もう一冊読んでみたい本があるんだけど、ん~~考えてしまうなぁ…。






