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*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【感想・あらすじ・レビュー】桃子:江國香織

 

 

 桃子:江國香織著のレビューです。

桃子

桃子

  • 作者:江國 香織
  • 発売日: 2000/11/01
  • メディア: 単行本
 

 

あまりに恋にのめり込むと…

あまりに恋にのめり込むと……魂までもどこかに抜かれてしまい……そして二度と戻って来られなくなるかもしれない……

 

そんな魂を抜かれたような恋愛をしたことがありますか?人は大なり小なり恋にのめり込む時期があると思います。


その時に見える景色、匂い、音、全てが今までとちょっと違うフィルターがかかったような世界になり、多幸感に包まれます。

 

しかし度を過ぎると、もしかしたらこのお話の世界のようなこともあるかも知れないよ。と、ゾワゾワとした気分させられるお話です。

 

 

 

 

19歳の修行僧と7歳の娘の恋。それは、一途でひたむきではあるのですが、どこか刹那的で、いつか消えてしまうだろうという危うさが付きまとっています。

 

やがて、この二人は二人で暮らしたいと願い出るがそれも叶わず、離ればなれになります。少女がお寺を去る時に、修行僧は本堂にこもり黙々とお経を唱えて居ますが、なっ、なんと…その修行僧の頭から…年取った僧が最後にこう語りかけます。

 

のう、お客人。人を恋するということはえらいことですわなぁ。ほんとうにえらいことですわ。

 

恋にうつつを抜かしている時、案外こんな光景が他人には見えているのかも知れません。やはり恋は人を狂わす何かが潜んでいるのかも…。

 

短いお話ですが、インパクトがあります。挿絵も色彩豊かで力強いです。

 

桃子

桃子

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