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うずまきぐ~るぐる 

*** 新しい本との出合いがきっとある★書評ブログ ****

【レビュー】二人はしあわせ :中原淳一

 

 

 二人はしあわせ :中原淳一著のレビューです。

 

 

 

質素だけど楽しそう!新妻必見の指南書(だったのでしょう)

 

本書、中原淳一のエッセイ画集でシリーズもの。この本以外にもう2冊あります。でもって、図書館にあったのは「結婚」。内容はおそらく新妻向けでしょうねぇ~。明らかに対象者ではないですが、まぁ、いっか。

 

いやぁーこの本読んでいると、可愛いエプロンしたくなります♪
「エプロンは夏のホームドレス」ですってよ~奥さん!

 

そして、髪をとくとき、ブラッシングカバーをつけたくなります♪

(ケープがないので、気分だけでもと、タオルを肩にかけてみました(汗))

 

中原さんの絵を見ているととにかく気持ちがエレガンスになります。忘れていたなにかを…というか、はじめからなかったかもしれませんが、とにかく女性らしい感覚ってものですね。

 

結婚生活においての妻の心得本なんですけど、別に書かなくても当たり前じゃないの?って言うようなことも結構多い。また、何事も「ご主人をしっかり立てる」ということが根底にあります。

 

ご主人の仕事や趣味に必要そうな新聞記事をスクラップしておいてあげたり、残り布でネクタイまでも作ってしまいましょう的なことまで、一家の主がとても大切にされていた時代を感じます。

 

 

 

今のように物がない時代。

生活のいたるところに「工夫」が見られるのです。本当に「1に工夫、2に工夫」です。「あーそれ、突っ張り棒で簡単にできるのに」なんて部分も、自分たちの手で体裁よく工夫されています。

 

部屋の中の絵がありますが、まさに六畳一間的な部屋は、家具の配置の工夫、棚だって、装飾・食器・本という3パターンを一つの棚でしちゃう工夫。押入れの工夫等々、ちょっと少女趣味なお部屋なんですけど、「あるもの」を有効活用することに徹しています。出来上がった部屋からは温かさが伝わって来ます。

 

昔はこのような本を参考に新婚生活が始まったのだなぁーと微笑ましい気分に。質素だけどなんか楽しそう。主婦業がとても新鮮に見えました。

 

デパートの手芸材料売場はいつでもラッシュアワー。
暮れにはお歳暮をきっちり買いに行く。
そんな時代の生活を早送りでタイムスリップして来ました。