おばあちゃんのオシャレ採集 :堀川波著のレビューです。
感想:びっくりするほど癒し系!
癒し系の本といえば、子供の絵本であったり、動物と人とのふれあいを扱った本を想像しがちですが、他にもあった!!!
びっくりするくらい癒し系!
それは、おばあちゃんという存在だ。
まだまだ自分がおばあちゃんになるなんて遠い遠い未来だわ。
…なんて思っていましたが、この本を読んでいて若者系ファッション誌を見るより疲れない自分にまず驚いた。
これってやはり年齢的にズンズン近づいて来た証拠?コッテリ料理より和食が美味しく感じられるようになった時と気持ち的には一緒でちょっと複雑なんですけどぉー。
「おじさん図鑑」の「おばあちゃん版」とでも言った感じの本書は、筆者が町で見かけたおばあちゃんを丁寧にイラスト化しています。町といっても近所だったり、伊勢丹だったり出没先も様々。
毎日一度は見るおばあちゃんがこの本の中にいる
ここに出て来るおばあちゃんは、必ず1日に1回、どこかで見かけるタイプのおばあちゃん達で「いるいる!!」となんどもニヤニヤしてしまいました。
実際、親戚の叔母さんはどのタイプになりそうかな?なんて楽しみを始めてしまい、最終的にはケラケラ状態でした。
日ごろ気にかけなかったおばあちゃんファッション。これがよく見ると本当に細部まで気遣われているものや、お茶目なものが多い。「杖」一本でも色々な柄があるんですねぇ。
また、海外のおばあちゃんも、ちゃっかり載っています。こちらもオシャレさん多し。髪型、エプロン、帽子、小物、そして化粧品にいたるまで、ちょっと普段あまり情報が入って来ない内容が満載です。
柄物+柄物、重ね着等々、おばあちゃんのファッションでは当たり前。奇抜な組み合わせでも、スッと馴染んでいるあたりは、やはり年輪を重ねたご婦人ならではマッチするとでも言うのでしょうか。
それにしても、癒されっぱなしの時間でした。私もこの本に取材されるくらい、お洒落で小粋なおばあちゃんになりたいな。…なんて、思っていたら、あっと言う間にその時期を迎えそうな気がします。