時計じかけの熱血ポンちゃん:山田詠美著のレビューです。
まさかのひとまず終了! トホホ…
わーん、すごくすごく楽しい気分で読み終えるはずだった。
のに、のに、のにーーー!
「熱ポン」ひとまず終了しますって・・・エイミーーー!
このポンちゃんシリーズ、はじめからずっと読んでいる私には、
「終了」なんて夢にも思っていなかったのでかなりショック。
しかも、サラリと言うエイミー。そんな酷なぁ・・・。
でも「ひとまず」という文字があるから、また再開もあり得るって
こととして気持ちを静めました。
とにかく、アクの強いエッセイです。ファンじゃないとなかなか
入って行きにくいかな?とも思うんだけれど、私的には
このエイミ―節に何十年もお付き合いしているので、
「もっと言えー、言っちゃえ―」的なノリで
読んでしまっています(笑)
読んでいるっていうより、DJエイミ―のラジオを
聴いている感じかな。
話題は多岐にわたり、ひとつのテーマから、
思い出してはどんどん別の話題へと切り替わって行く。
音楽、読書、人物、家族、衣食住、海外…等々、
めくるめく展開で読者を巻き込んで行く。
なんとしても再開を願う
私の青春時代から共にいた山田詠美の本。
だからエイミーが懐かしく昔を語る場面は、
同じく私も懐かしくなってワナワナする。
旦那さんとものんびり楽しく過ごされている様子も
伝わって来て、すっかり生活も安定されているよう。
今回は谷崎潤一郎ネタを楽しみにしていた。
ほんのちょっと登場。もっと聞きたい!!
ぬいぐるみの話は自分とかぶる部分があり、
目頭が熱くなる。破天荒な感じのエイミ―にも
こんな一面があるのかと・・・。
ということで、これで終わりだとは思いたくない!
再び「熱ポン」に出会える日を、激しく祈っています!