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【レビュー・あらすじ・感想】モダン:原田マハ

 

 

 モダン:原田マハ著のレビューです。

モダン (文春文庫 は 40-3)

モダン (文春文庫 は 40-3)

  • 作者:原田 マハ
  • 発売日: 2018/04/10
  • メディア: 文庫
 

 

ニューヨーク近代美術館 MoMA 

 

世界的に有名なMoMAニューヨーク近代美術館を舞台にし5つの短編集。サラッと読めちゃうのですが、どれもじんわり来る読後感は全作共通。マハさんを読んでいる方なら、この読み心地はもう慣れっこだとは思いますが(笑)

 

美術館に関わる人々。国籍も年齢も様々だし、部署によって仕事内容も多岐にわたる。作品を守るという意味では美術館職員全員そうであるわけだが、今回は監視員という立場の男性に焦点を合わせた作品もあり、興味深く拝見。

 

 

 

閉館時間間際にピカソの絵の前でたたずむひとりの青年。監視員がその青年の正体を知った時・・・。 ─────『ロックフェラー・ギャラリーの幽霊』  

 

工業デザイナーのジュリアと初代館長との思い出話もとても良い。二人の出逢いから別れまで・・・短い話の中にも、静かに時間が流れ、切なくも心温まる内容。ちょっとした映画を見た気分にさせられる。そして、スティーブ・ジョブズも登場!ワクワクするラストです。わたしはこの作品が一番好きだな。─────『私の好きなマシン』 

 

そのほか、東日本大震災、NYの同時多発テロの中で、動いていた職員たちと関わりをもつ人々との交流。どれもじんわりとした余韻を残す作品だ。

 

さて、ティム・ブラウンという名前が登場するのですが、あのティムですよね!?
旧友に再会したような・・・またまた楽しい気分に!読者にもHappy To See You.が訪れるなんて、これまたニクイ演出だ!