趣味で好きな本のあれこれを書いては、「本が好き!」という書評サイトにチマチマと公開し今年でまる3年。まぁーよく続いているなぁ・・・と思うわけだが、昨年は外部にも、いくつか掲載していただいたものがあるのでちょこっと紹介。
まず一番嬉しかったのが、田辺聖子さんの本のモニターに参加し、本の巻末にファンのひとりとして感想を掲載していただきました。
読者からのラブコール── 私が読んだ「女の日時計」というコーナーです。
掲載後には出来立てホヤホヤの新刊と、その装丁になっているデザインと同じ手ぬぐいをいただきました。
これは本当に感動しました。
大好きな作家さんの本の中に自分が参加できるなんて、こんなに幸せなことはありません。
田辺さんはスヌーピーファンということもあって、めちゃくちゃ親近感があったので喜びも倍増でした。
掲載部分をチラッと。たった8行ですけど(笑)
↓↓全文です。
「不安と恍惚のいりまじった甘美な動悸」を感じるほどの青年に出会い、恋に翻弄される沙美子。
一方、沙美子の友人は独身で自由に生きているように見えるが、妻子ある男性との恋に苦悩している。
「幸福なのよ、幸福なのよ」
と自分に呟きつづけてしまうほど心の中は脆く頼りない。
今の自分が正解なのか?何度も着替えるように自分も変わり、やがて居場所を得て本領を発揮する女性たちを見て、やはり強い生き物だと思った。
「ね、女って色々大変だけど、強いでしょ?」
きっと田辺さんはコロコロ笑いながらこの作品を書き終えたに違いない。