MINIATURE LIFE ミニチュアライフ:田中達也著のレビューです。
感想・内容 身の周りにあるものが大変身!
これはなんて楽しいんだ!
例えば小さい、小さい人形があって、日用品を使ってジオラマを作るという課題があったら、どんなものを使ってみようと思いますか?これはメチャクチャ想像力とアイディア勝負!の世界です。
ということで、本書は「床下の小人たち」を彷彿する写真集で、数ページ覗いただけで、すでに「おぉーー、なるほど!」と意外な小物や食べ物と小さい人々の様子が楽しすぎて、次のページへゆく手が加速します。
登場するミニチュア人形たちの表情は全然見えないのです。
でも、人々の躍動感が素晴らしく、「こりゃ、彼ら、絶対楽しんでいるな!」と、きっちり伝わってくるものがあるのです。
意外なものがゲレンデに!
例えばスキー場。
どんなもので、ゲレンデを作ったと思いますか?みなさんが毎日お世話になっているものです。
なんとトイレットペーパーです。結構な急斜面です、転んでいる人も見えます。
CDの氷上でスケートを滑るカップル。
蚊取線香の上でくるくるランニング中の人。
スポーツの場面ひとつとっても、そのアイディアに脱帽しちゃいます。
この他にも様々なシーンが登場します。
広い○○○の上で田植えをする人々。
パンプスは意外な遊び場になっているし!
私たちの使っている物が、彼らの遊び場になっているかも?
そんな楽しい想像が膨らむ一冊でありました。
一度開いたら、ぜーったい、最後まで見たくなる写真ばかりです。
ご興味のある方は、
作者さんのツイッター。ここにも写真がたくさんあります。